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スティーヴ・エリクソン エクスタシーの湖

パラノイア? いやシャーマンだ。他人の夢を奪う現代に夢見 る力の点滴を行うエリクソンは
21世紀のカウンターカル チャーの導師だ。(島田雅彦)

【内容】

突然ロスの中心部に現れた巨大な湖。息子を救うために湖底へと 潜っていく主人公クリスティンの物語と、2017年の西海岸ゲ リラ隊の物語が絡み合う。原書の実験的レイアウトを邦訳版でも再現。北米のマジックリアリスト、エリクソンのカオス的な創造力が 炸裂する!

【著】スティーヴ・エリクソン Steve Erickson

1950年カリフォルニア生まれの小説家。マジックリアリズムとSF と純文学の境界線を越境する作家として知られる。1985年『彷徨う日々』でデビュー。ジャーナリストや批評家として活躍する一方、『ルビコン・ビーチ』『リープ・イヤー』『黒い時計の旅』『X のアーチ』『アムニジアスコープ』『アメリカン・ノマド American Nomad』『真夜中に海がやってきた』などの作品を発表。最新作は2007年の『ゼロヴィル Zeroville』。

『エクスタシーの湖』
著 スティーヴ・エリクソン 訳 越川芳明 2009年11月11日発売
定価 2940円(税込) 四六判上製 筑摩書房

編集者・井口かおりさんより

内容もレイアウトも、とにかく常軌を逸した本です。
レイアウトのDTPは装丁家・佐々木暁さんの労作です。
特に、最後に絡み合った物語がつながるところなどは
マジックのようです。
幻想文学研究家の風間賢二さんをして、
「2009年度マイベスト NO.1」と言わしめた大傑作です。


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