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『ガラスの街』ポール・オースター

ファン待望の柴田元幸訳がついに実現!! 
ポール・オースターが一躍脚光を浴びることになった小説の処女作。

【内容】

本書「ガラスの街」はオースターの小説の処女作にあたる。「幽霊たち」、「鍵のかかった部屋」に先駆けて刊行され、この2作と共に「ニューヨーク三部作」と呼ばれて、オースターの作家としての名声を確立するに至った小説で、80年代のアメリカ文学を代表する作品に位置づけられている。発表当時、オースターは全く無名の作家であったためこの小説は、巧みな探偵小説仕立て、サスペンスの濃い語り口ゆえに、有名なミステリーの賞エドガー賞の候補になった。新人作家の文学としては、異例な早さで版権は売れ、翻訳も進んでいて、柴田元幸氏が訳していない唯一のオースター作品となっていた。今回、ついに柴田訳が実現。「次はどうなるんだろう、という物語というものが与えてくれる一番根本的な興味を大いにそそる展開を次々に惜しげもなくくり出す」(柴田)というオースターの醍醐味は処女作から顕在している。透明感あふれる瑞々しい文章を堪能できる一冊。

『ガラスの街』
著 ポール・オースター 訳 柴田元幸 2009年10月30日発売
定価 1785円(税込) 四六判ハードカバー 新潮社

【著】ポール・オースター Paul Auster

1947年生まれ。コロンビア大学卒業。同大学院中退後、フランスに渡り、4年間滞在。帰国してニューヨークに在住。85年に発表したニューヨーク三部作で脚光を浴び、一躍アメリカ文学の旗手に。以後着実に上質の長編小説を発表、作品は20数カ国語に翻訳されている。人気、実力ともに世界で最も評価の高い文学の作家の一人。


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