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『私の家では何も起こらない』恩田陸

ようこそ、丘の上の幽霊屋敷へ。
恩田陸が描く、美しく不穏なゴーストストーリー
『私の家では何も起こらない』

【内容】

小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。この家は、時がゆっくりと流れている。
幽霊屋敷と噂されるその家に住む女流作家は、居心地のよいこの家を愛している。
思いもよらなかった惨劇が繰り広げられ、血の海となった台所。床下の収納庫にひっそりと置かれた瓶のなかでマリネにされた子どもたち……。
いったいこの家にはどんな記憶が潜んでいるのだろう。

丘の上の幽霊屋敷に魅了された人々の美しく優雅なゴーストストーリー。怪談専門誌『幽』に連載された多彩な短篇9篇に、単行本刊行に当たって新たな書き下ろし1篇を加えています。過去と現在を往還する恐怖と抒情の幽霊屋敷クロニクル。いよいよ、あの屋敷の全貌が明らかに!

●80年代モダンホラーより以前の、エレガントでファンタジックなホラー、なかでも幽霊屋敷小説への恩田陸の偏愛が結晶した、初の幽霊小説です。

●ラストには驚愕の書き下ろし短篇「われらの時代」を収録。

【著】恩田陸(おんだ・りく)

1964年、宮城県生まれ。91年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治新人賞および本屋大賞、06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞、07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞を受賞。ミステリー、SF、ファタジー、ホラーなどジャンルにとらわれずに作品を多数発表。著書に『ネクロポリス』『訪問者』『ブラザー・サン シスター・ムーン』『六月の夜と昼のあわいに』などがある。

幽BOOKS『私の家では何も起こらない』
著 恩田陸 2010年1月8日発売
定価 1365円(税込) 四六判上製 202頁 メディアファクトリー

【B.J.インタビュー】に、恩田陸「幽霊屋敷小説偏愛インタビュー」を近々掲載します! インタビュワーは杉江松恋さん。乞うご期待!


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