漫画ばかり読んでいると怒られることもあるかもしれないが、活字の本ばかり読んでいる人間が怒られることはまずないだろう。(読む時間や場所等を弁えない場合などは別として)では活字の本は無害で安全で、読めばためになるだけの効果しかないか?
残念というべきか、そんなことはないようだ。
この本は面白くもあり、おそろしくもある。
もしも政治家が言ったら大問題にされるであろうことも、オカルトを用いて言えば誰も文句を言わない。この本を除いては。
悪いことを言う人間は悪い。でもそれを容認する多くの人間はもっと悪い。放っておく人間もまた悪い。
この本を読んで嗤うことになるか、或いは嗤われているような気分になるかはあなた次第。