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おすすめ本書評
- 「いえ、ハンコはシャチハ○じゃ困ります!」
大河内昭爾が、吉村昭の文章のおもしろさは「陽気な自虐性」にある、と書いていて(『実を申すと』ちくま文庫解説)ちょっと納得させられた。「陰湿な自虐性」は日本私小説の伝統芸だが、吉村にはその枠におさまらない、いさぎよさがあるというのだ。
この「陽気な自虐性」というところを、「自分をだしにしておもしろがる」と言い換えてみると、わかりやすい――
杉江松恋
2011/03/01掲載
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