チェーホフの戦争
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著
宮沢章夫
筑摩書房
/ちくま文庫
[戯曲]
[思想・哲学・評論]
国内
2009.08 版型:文庫 ISBN:9784480426222
価格:840円(税込)
劇作家であり作家でもある著者が、チェーホフの四大戯曲を読み解く。戯曲本来の魅力を取り戻すために、「観る」のではなく丹念に「読む」ことで、チェーホフの筆致、息づかいを記録した。憂鬱の劇としての「ワーニャ伯父さん」。「三人姉妹」に潜む、戦争の予兆…仕掛けに満ちた「チェーホフ論」。
不動産業者の普遍性—『桜の園』(泣く喜劇;舞台空虚;遠い音);
女優の生き方—『かもめ』(「男」がつくるコード;法に抗う者;悲惨、滑稽、解放);
四十七歳の憂鬱—『ワーニャ伯父さん』(「世界」が老いている;特別エッセイ・憂鬱の可能性;「からだ」が出現するとき;「まだ」と「もう」のあいだ);
軍楽隊の音が聞こえる—『三人姉妹』(戦争の劇;時間を表徴する女;遠景としての火事)
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