左手日記例言
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著
平出隆
白水社
[詩歌]
[随筆・エッセイ]
国内
1993.06 版型:B6 ISBN:9784560045633
価格:2,854円(税込)
一片の氷が詩人の右手を傷つけ、詩人の仕事はやむなく左手に取って代った。そのころ詩人の頭蓋骨正中板には膿が溜り、思考回路がしばしば中断された。使用不能の右手と圧迫された思考のなかで、詩人は不思議な発見を重ねていく。左頁の濃密の文体と右頁の余白が織り成す、思考と言語のアラベスク。
怪我;
老作家;
スウィッチ;
鏡文字;
片かたの;
私と彼;
贈りもの
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