芸能生活「70」年、というのが凄い。淡島千景、日本映画のまさに生き字引そのものではないか。これを記念してつい先頃、インタビュー集、そして淡島千景および日本映画について考察する本として今後決定版であり続けるであろう『淡島千景 女優というプリズム』が刊行された。これを北條一浩さんがレビュー。また東京・池袋、新文芸坐において、4月15～28日の間、淡島千景出演作品の特集上映が行われているが、そのなかの目玉作品でもある『夫婦善哉』『新・夫婦善哉』の原作本について、鷲谷花さんが紹介。昭和の名女優と名作品についての2日間です。ちなみに、淡島千景出演作品の原作本については、近日中にもう1作品紹介する予定。こちらはグッと時代がいまに近づいた90年代の、幅広い年齢層から支持を集めている作品です。新文芸坐のＨＰをご覧いただければ、たぶんご想像いただけるはず…。さていかがでしょう。