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テレビの笑いを変えた男 横澤彪かく語りき

「THE MANZAI」をつくった男の目は、いまだ曇りなし

横沢彪
扶桑社アート・カルチャー] 国内
2009.07  版型:B6
>>書籍情報のページへ
レビュワー/岡崎武志

テレビについて語ると、褒めるにせよ、けなすにせよ、いつも熱くなってしまうのは、昭和三十二年生まれのテレビっ子として、その創世から深く長くつきあって来たという自信があるからだ。加えて笑芸が大好きな人間にとって、『テレビの笑いを変えた男』なんてタイトルがついていたら、これは読まないわけにはいかないでしょう。それに、私は横澤に会ったことがある。

帯の紹介を借りれば、「漫才を『THE MANZAI』に変え、『オレたちひょうきん族』で『8時だヨ! 全員集合』を倒し、25年前に『笑っていいとも!』を創り、お笑いBIG3を世に送り出し女性アナウンサーを女子アナ化・タレント化した男。それが横澤彪!」ということになる。これについては間違いないだろう。ただし、「今のバラエティ番組は、全てこの男から始まった……」は言い過ぎで、小林信彦が、井原高忠をさしおいて何を言うかと怒りそうだ。

本書は、元ニッポン放送、現在フジテレビ・アナウンサーで志ん生の長女・美濃部美津子『三人噺』などの聞き書きの著書も持つ塚越孝が、周到な準備をして横澤にインタビューするかたちで出来た本だ。互いに放送業界のことを熟知し、お笑い好きという共通点もあり、かなり快調なテンポで話が進む。だからあっというまに読めてしまう。

これまでにも横澤の自著は多数出ているが、生い立ちからこれほどくわしく語ったのは初めてかもしれない。二つ違いの兄が長く入院し、母親がつきっきりのため、家には新聞記者の父親と二人っきりの生活が続いた。「小学校2年生くらいの時に、飯も炊ければね、味噌汁も作るは、おかずも作るは」という少年だった。

東大時代の話もおもしろい。「郵便配達みたいなカバンをぶら下げてね、走って」いたのが、リクルートの創業者・江副浩正。パーティのチケットを売りまくる有名人だった。
久世光彦の役者時代も見ている。「かなり訛るし下手くそ」だったという。駒場祭で犬を殺して「焼き鳥」と称して売っていたヒドい奴が亀井静香、と役者が豪華だ。

私も横澤に取材した時、同級生だった庄司薫の話を聞いた。学生時代の話は忘れたが、「いま道で会っても、ぜったいわからないよ」(それぐらい流布した写真とは変貌している)とのことだった。

テレビの話ではやはり「全盛期」の章がおもしろい。漫才をアルファベットに変えた「THE MANZAI」の誕生秘話がある。漫才番組を急きょ作るに当たってタイトルを考えた。カタカナまでは行くが、「でもダサいなぁ」。そう言ったなかには高田文夫もいた。背景デザインを頼んだセットプランナーに「提灯はなしだよ」と頼んで(寄席番組というと必ず提灯が下がる発想の時代だった)、できあがってきたプランを見て驚く。

「セットの後ろに縦に字を『MANZAI』ってね、ローマ字で書いてあったの。僕ね、その時はね、本当に頭に電流が走りましたよ。ビーンって」。
ところが編成は猛反対。「こんなもんにしたら、家庭の人わからないよ」と言うのだ。「元々はね、東西対抗漫才大会って企画なんだよ」と横澤。この認識の開きの大きさに逆にシビれる。それを押し通して大ヒットさせた横澤と若きスタッフの革新性が、以後、テレビの流れをまったく変えてしまう。

それまで寄席番組には必ず発注していた「笑い屋」を止めて、「大学生…できれば女」を客席に入れたのも「革新」で、若い女の子が漫才師を見てキャアキャア騒ぎ、空前の漫才ブームを招き、彼らはアイドルになっていく。

横澤はその前に「お茶の間寄席」という東京ぼん太司会の演芸番組も担当していて、意外に演芸につきあった歴史は長い。だから、芸人を見る目が信じられる。初期の段階でWヤングとやすきよを比べたら、「Wヤングさんのほうが上等でしたよ。(中略)シャープでしたね。しゃべくりが」という評価にうなるのだ。

そのほか、タモリが「笑っていいとも!」をあんなに長く続けられるのは「ボケる日とつっこむ日を上手く使い分けているんだ」という評、またタモリが「企画はそっち。俺は企画に責任をもたない」という姿勢を貫く「オフの感覚の人」と定義づけるところなど、さすがはたけし、タモリ、さんまと今でもトップを走る芸人を世に出しただけのことはある。

その後、フジテレビ内の抗争の波間に揺られ、ついに退社。吉本興業に移り、そこでガンの発病と退社など波瀾の日々があった。それでも目が曇っていないな、と思わせるのは、例えばこれからのテレビついて、こんなことを言っているからだ。

「ハイビジョンっていうクリアな画面っていうのも、ちょっとテレビにとってはありがた迷惑」だ。なぜなら、アップになった時、若い女優はいいが、年輩の女優は「気の毒っていうかね、もう妖怪みたい」だから、「若者志向になりますよ、どんどんね」という。

聞き手の乗せ方もうまいのか、古稀を超えて、もう恐れるものもないのか、驚くほど率直に横澤がテレビについての自分の考えを吐露している。「俺、調整下手だよ。調整じゃないよ。俺はケンカしに行くんだよ、上と。編成と。ホントに。ケンカ屋、だから。ケンカしなきゃ土俵なんかできないもん」という腹の据わったセリフに、横澤という男の真骨頂を見た。

おすすめ本書評・紹介書籍

テレビの笑いを変えた男 横澤彪かく語りき
横沢彪
扶桑社アート・カルチャー] 国内
2009.07  版型:B6
価格:1,995円(税込)
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