書評の楽しみを考える Book Japan

 
 
 
トップページ > 杉江松恋  > 『駅長さん!これ以上先には行けないんすか』北尾トロ
 #nbjpをつけて発言 このエントリーをはてなブックマークに追加
                  

『駅長さん!これ以上先には行けないんすか』

2011/03/22 掲載
北尾トロ
河出書房新社旅行記] 国内
2011.03   ISBN:4309020305
価格:1,365円(税込)

『駅長さん!これ以上先には行けないんすか』北尾トロ

レビュワー/杉江松恋  

 北尾トロは即断即決の人である。
 ライター稼業のかたわらネット古書店「杉並北尾堂」を始めたり、その流れで長野県伊奈市高遠町に『本の家』を有志と開店し本による町おこしを企画したり、雑誌業界が斜陽といわれる中で突如ミニコミ誌「レポ」を創刊してみたり、と思いついたことを次々に実行に移している。早くから裁判の傍聴を始めていて、数々の著書があることもご存じのとおり。『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』(文春文庫)は映画化され、漫画にもなった。
 こうやって書くと火の玉の如きバイタリティの持ち主のように見えるのだが、実際に会ってみると少しも頑張っている気配がなく、ごく自然体なのがおもしろい。
 新刊『駅長さん! これ以上先には行けないんすか』は、そんな北尾の気負わない姿勢が文章に滲み出た、気のおけない雰囲気のルポルタージュだ。
 北尾には『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』(文春文庫)『もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ』(小学館)などの旅ルポの著書があるが、本書のテーマは「終着駅」である。始点・終点のいずれかが他の路線に接続していない、行き止まりのローカル線を俗に「盲腸線」というが、その終着駅まで行ってみよう、というのが本書の趣向だ。駅まで行って、線路がどのように終わっているのかを確かめるわけである。
 線路の終わり方といってもさまざまで、一様ではない。秩父鉄道三峰口駅のように、行き止まりにターンテーブルがあり、列車の方向転換を鉄道マニアに見せて観光資源としているところがあると思えば、水郡線常陸太田駅のように、単純にホームの先に車止標識が立っているだけ、というあっけない終わり方もある。それぞれの形は、駅の過去と現在を反映したものだ。したがって終わり方が呆気なければ、それはそれで見る側が想像力を働かせる余地がある。
 駅が終着点となるにあたってはさまざまな理由があるはずだ。そこに北尾は関心をもち、しばしば妄想を逞しくしている。鉄道事情に詳しい人が見たら間違いがあるかもしれないが、実証を目的とした本ではないので、こだわらないほうが楽しめる。たとえば千葉県の久留里線が路線名の由来となった久留里駅で終わらず、下総亀山駅まで延伸して終わった理由を、「自分もどこかへつながって、木原線、いすみ鉄道、久留里線の千葉内陸をネットワークする鉄道御三家を形成したかったんじゃないか」などと推測してみるのは、乗客それぞれに許された遊びだろう。
 私が好ましく感じたのは、旅行の終わりは淋しいものだと北尾が処々で呟いていることである。
 
 ――いきどまり鉄道の旅で訪れるのはたいてい小さな町。またくるかどうかさえわからないところも多い。わずかな滞在時間でも、そこで感じた空気や人の気配みたいなものを、そのまま持ち帰りたいと思う。
 記憶はがんばれば後々まで残せるが、匂いや音や目に触れたささやかな印象は、明日お朝には溶けてなくなってしまうかもしれないのだから。
 
 本書が本物の「鉄道マニア」向けルポルタージュになっていない理由は、ここにある。北尾が終着駅という場所に訪れることによって得た印象、空気、抱いた感情が、本書においては情報よりも優先される。終着駅を見に行った、と言いながらその終着点の写真が毎回掲載されているわけではないのが、何よりの証拠だ。自分がそこに行ったという証を残すことに、北尾はまったく熱心ではないのである(廃線ファンが探索先で見つけた枕木の痕跡を写真に収めずに帰ることがあるだろうか。絶対にないはずだ)。
 鉄道本の「濃さ」はマニアにとっては堪えられない味付けだが、初心者には胸焼けの元と感じられることもある。マニアにとっては薄味かもしれない。しかし本書は、鉄道や旅が少しだけ好き、というような読者には、ほどよい口当たりで興味を満足させてくれる、楽しい嗜好物になるはずだ。おいしくて、ちょっと後引きなのである。後引きの正体こそ、旅が終わるときに誰もが感じる、あの切ない気分に他ならならない。
 
 以下は余談。ちなみに本書には、宮坂琢磨というキャラクターを愛でる本という側面も備わっている。
 宮坂琢磨、二十七歳。北尾がこの本の企画を思いついたときにたまたまそばに居合わせて、成り行きから旅の同伴者(カメラマン兼工程プランナー)となった。もちろん宮坂は、北尾同様「テツ」ではない。

「まだ発車して五分だ。しかし宮坂、気絶するように寝ていたな」
「はあ。昨日の晩、遠足気分で眠れなくて。ふたまわりも年長のトロさんと電車に乗りにいくのに浮かれてどうするって話です。せっかくの週末、世間の二七歳男子は女の子とデートしまくってるわけですよ。それなのに、ボクはなぜここに、冷静に考えてみると虚しいです」

 こんな調子で、彼は旅の相棒になる。
 宮坂は某誌の編集部にいたときにも北尾トロの担当をしていて、私はそのころ、別件で何度か一緒に仕事をしたことがある。その日のインタビュー相手は顔出しNGの相手で、誌面に載せるのは彼の蔵書のみという事前の約束だったのである。にもかかわらず宮坂は、取材場所にプロのカメラマン同伴で現われた。
 人物撮影はなしで、本のブツ撮りだけと説明すると、みるみるカメラマン氏の表情が曇っていく。それはそうだ。お互い、忙しい身なのである。ブツ撮りだけだったら、何もわざわざ遠方の喫茶店まで機材を担いでくる必要はない。ものを借りて(貸してくれるならば)自分のスタジオで撮ったってかまわないのだ。
 頬をひくつかせながらカメラマン氏は訊ねた。
「宮坂君、俺、インタビューの間どうしてようか?」
 宮坂は言った。
「そうですね……。駅前の風景とかでも撮っておいてもらえますか……」
 宮坂琢磨、そういう男だ。仕事の段取りはちょっと下手、でも憎めない。北尾トロが彼をどう飼いならしていくか、という点も本書の読みどころである(下手にコーヒーを与えると腹がくだる傾向がある、などと新たな秘密が次々に発見されていく)。その凸凹珍道中ぶりもなかなかに可笑しい。内田百鬼園翁の『阿房列車』のように、このコンビでぜひ旅ルポをレギュラー化してもらいたいところだ。
 クスリと笑え、ほのかな旅情が味わえる。好ましい読み物である。



杉江松恋)     

    
 #nbjpをつけて発言 このエントリーをはてなブックマークに追加
    

書評書籍

         
        
(画像はAmazonへのリンク)
『駅長さん!これ以上先には行けないんすか』
北尾トロ
河出書房新社旅行記] 国内
2011.03   ISBN:4309020305
価格:1,365円(税込)
 
線路はつづかないよ、どこまでも。絶景よりも食欲、好奇心より睡魔……目的なんか無いけれど、とりあえず「いきどまり駅」に行くだけ行ってみた。新ジャンル「鉄道“奇行”エッセイ」誕生!
    
        
(画像はAmazonへのリンク)
『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』
北尾トロ
文藝春秋文春文庫ノンフィクション] 国内
2006.07  版型:文庫 ISBN:4167679965
価格:690円(税込)
 
ワイドショーも小説もぶっとぶほどリアルで面白いのがナマの裁判だ。しかもタダで誰でも傍聴できる。殺人、DV、詐欺、強姦…。突っ込みどころ満載の弁明や、外見からは想像できない性癖、傍聴席の女子高生にハッスルする裁判官。「こいつ、絶対やってるよ!」と心の中で叫びつつ足繁く通った傑作裁判傍聴記。
        
(画像はAmazonへのリンク)
『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』
北尾トロ
文藝春秋文春文庫旅行記] 国内
2009.06  版型:文庫 ISBN:4167753839
価格:620円(税込)
 
日本全国津々浦々、どこかでぼくを待っているまだ見ぬ古本に出会うため、今日もぶらぶら旅をする。アテもなく歩き回れば、掘り出し物も予期せぬ出会いもたまにある。ほしい本をつかみとる瞬間、胸がヂンヂンたぎるのだ。日本の古本好きの夢を、北尾トロが実現しました。旅や出張のお供に、家でのんびり寝転びながら、ぜひどうぞ。
        
(画像はAmazonへのリンク)
『阿房列車』
内田百間
筑摩書房ちくま文庫随筆・エッセイ] [旅行記] 国内
2002.10  版型:文庫 ISBN:4480037616
価格:1,155円(税込)
 
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」。昭和25年、先生は旅に出た。道づれはヒマラヤ山系なる茫洋とした男。役に立つこと、ためになることはひとつもせず、借金まみれなのに一等車に乗り、妙に現実ばなれした旅はふわふわと続く。上質なユーモアに包まれた紀行文学の傑作。

         

新着情報

2013/08/16[新着書評]
『きことわ』朝吹真理子
評者:千三屋

2013/08/15[新着書評]
『テルマエ・ロマエⅥ』ヤマザキマリ/「1~3巻は大傑作、4~6巻は残念な出来」
評者:新藤純子

2013/06/19[新着書評]
『高円寺 古本酒場ものがたり』狩野俊
評者:千三屋

2013/06/18[新着書評]
連載「週末、たまにはビジネス書を」第11回
『くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ』熊本県庁チームくまモン

評者:蔓葉信博

2013/05/12[新着書評]
『フィフティ・シェイズ・ダーカー(上・下)』ELジェイムズ
評者:日向郁

2013/04/04[新着書評]
『クラウド・アトラス』デイヴィッド・ミッチェル
評者:千三屋

2013/03/15[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第10回 『投資家が「お金」よりも大切にしていること』藤野英人
評者:蔓葉信博

2013/02/18[新着書評]
『はぶらし』近藤史恵
評者:日向郁

2013/01/31[新着書評]
『知的唯仏論』宮崎哲弥・呉智英
評者:千三屋

2012/01/30[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第9回 『思考の「型」を身につけよう』飯田泰之
評者:蔓葉信博

2013/01/25[新着書評]
『醤油鯛』沢田佳久
評者:杉江松恋

2013/01/18[新着書評]
『秋田寛のグラフィックデザイン』アキタ・デザイン・カン
評者:千三屋

2013/01/17[新着書評]
『空白を満たしなさい』平野啓一郎
評者:長坂陽子

2013/01/15[新着書評]
『箱根駅伝を歩く』泉麻人
評者:千三屋

2013/01/11[新着書評]
『世界が終わるわけではなく』ケイト・アトキンソン
評者:藤井勉

2012/12/21[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第8回 『ネンドノカンド 脱力デザイン論』佐藤オオキ
評者:蔓葉信博

2012/12/19[新着書評]
『デザインの本の本』秋田寛
評者:千三屋

2012/12/12[新着書評]
「さしたる不満もなく私は家に帰った」第2回「岸本佐知子『なんらかの事情』と近所の創作系ラーメン屋」
評者:杉江松恋

2012/11/28[新着書評]
『ニール・ヤング自伝I』ニール・ヤング
評者:藤井勉

2012/11/22[新着書評]
『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』友利昴
評者:新藤純子

2012/11/21[新着書評]
『私にふさわしいホテル』柚木麻子
評者:長坂陽子

2012/11/19[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第7回 『老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい 小さな会社の生きる道。』中川淳
評者:蔓葉信博

2012/11/15[新着書評]
『格差と序列の心理学 平等主義のパラドクス』池上知子
評者:新藤純子

2012/11/09[イベントレポ]
兼業古本屋のできるまで。とみさわさん、なにをやってんすか

2012/11/08[新着書評]
『機龍警察 暗黒市場』月村了衛
評者:大谷暁生

2012/11/02[新着書評]
『なしくずしの死』L-F・セリーヌ
評者:藤田祥平

2012/10/31[新着書評]
『エコー・メイカー』リチャード・パワーズ
評者:藤井勉

2012/10/30[新着書評]
『文体練習』レーモン・クノー
評者:藤田祥平

2012/10/25[新着書評]
『生きのびるための建築』石山修武
評者:千三屋

2012/10/24[新着書評]
『占領都市 TOKYO YEAR ZERO Ⅱ』デイヴィッド・ピース
評者:大谷暁生

2012/10/23[B.J.インタビュー]
「この翻訳家に聞きたい」第3回 藤井光さんに聞く「アメリカ文学の"音"って?」(後編)
インタビュアー:石井千湖

2012/10/22[B.J.インタビュー]
「この翻訳家に聞きたい」第3回 藤井光さんに聞く「アメリカ文学の"音"って?」(前編)
インタビュアー:石井千湖

2012/10/19[新着書評]
『最後の授業 ぼくの命があるうちに』ランディ・パウシュ、ジェフリー・ザスロー
評者:日向郁

2012/10/18[新着書評]
『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』ファブリツィオ・グラッセッリ
評者:相川藍

2012/10/17[イベントレポ]
ミステリー酒場スペシャル ローレンス・ブロック酒場Part1

2012/10/16[イベントレポ]
ブックレビューLIVE:杉江VS米光のどっちが売れるか!?

2012/10/15[イベントレポ]
ミステリ酒場スペシャル ローレンス・ブロック酒場三連発 PART2~泥棒バーニー、殺し屋ケラー編&ブロックおもてなし対策会議~

2012/10/15[新着書評]
『犬とハモニカ』江國香織
評者:長坂陽子

2012/10/10[新着書評]
『Papa told me cocohana ver.1 丘は花でいっぱい』榛野なな恵
評者:千三屋

2012/10/08[イベントレポ]
“その日”が来てからでは遅すぎる! あなたの知らないお葬式のすべて?ボッタクリの秘密から納得のエコ葬儀プランまで

2012/10/04[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第6回 『本気で売り上げを伸ばしたければ日経MJを読みなさい』竹内謙礼
評者:蔓葉信博

2012/10/03[新着書評]
『青い脂』ウラジーミル・ソローキン
評者:藤井勉

2012/10/02[イベントレポ]
松本尚久さん、落語の楽しみ方を教えてください!

2012/10/01[新着書評]
『ヴァンパイア』岩井俊二
評者:長坂陽子

2012/09/27[新着書評]
『A Life of William Inge: The Strains of Triumph』ラルフ・F・ヴォス
評者:新藤純子

2012/09/25[新着書評]
『鬼談百景』小野不由美
評者:挟名紅治

2012/09/24[新着書評]
『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ
評者:長坂陽子

2012/09/20[新着書評]
『銀の匙』中勘助
評者:藤田祥平

2012/09/18[新着書評]
『最初の人間』アルベール・カミュ
評者:新藤純子

2012/09/14[新着書評]
『その日東京駅五時二十五分発』西川美和
評者:相川藍

2012/09/13[新着書評]
『無分別』オラシオ・カステジャーノス・モヤ
評者:藤井勉

2012/09/12[新着書評]
『鷲たちの盟約』(上下)アラン・グレン
評者:大谷暁生

2012/09/11[新着書評]
『ラブ・イズ・ア・ミックステープ』ロブ・シェフィールド
評者:日向郁

2012/09/10[新着書評]
『嵐のピクニック』本谷有希子
評者:長坂陽子

2012/09/07[新着書評]
『本当の経済の話をしよう』若田部昌澄、栗原裕一郎
評者:藤井勉

2012/09/06[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第5回 『戦略人事のビジョン』八木洋介・金井壽宏
評者:蔓葉信博

2012/09/05[新着書評]
『ひらいて』綿矢りさ
評者:長坂陽子

2012/09/04[新着書評]
『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』フリードリヒ・デュレンマット
評者:藤井勉

2012/09/03[新着書評]
『かくも水深き不在』竹本健治
評者:蔓葉信博

2012/09/01[新着書評]
『残穢』小野不由美
評者:挟名紅治

2012/08/31[新着書評]
『わたしが眠りにつく前に』SJ・ワトソン
評者:長坂陽子

2012/08/28[新着書評]
『芸術実行犯』Chim↑Pom(チン↑ポム)
評者:相川藍

2012/08/27[新着書評]
『ぼくは勉強ができない』山田詠美
評者:姉崎あきか

2012/08/16[新着書評]
『オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ』森達也
評者:長坂陽子

2012/08/10[新着書評]
『セックスなんか興味ない』きづきあきら サトウナンキ
評者:大谷暁生

2012/08/08[新着書評]
『深い疵』ネレ・ノイハウス
評者:挟名紅治

2012/08/07[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第4回 小林直樹『ソーシャルリスク』
評者:蔓葉信博

2012/08/03[新着書評]
『はまむぎ』レーモン・クノー
評者:藤井勉

2012/08/02[新着書評]
『清須会議』三谷幸喜
評者:千三屋

2012/07/31[新着書評]
『岡崎京子の仕事集』岡崎京子(著)増渕俊之(編)
評者:相川藍

2012/07/30[新着書評]
『月と雷』角田光代
評者:長坂陽子

2012/07/28[新着書評]
『ことばの食卓』武田百合子
評者:杉江松恋
2012/07/18[新着書評]
『図説 死因百科』マイケル・ラルゴ
評者:大谷暁生

2012/07/13[新着書評]
『最果てアーケード』
小川洋子
評者:長坂陽子

2012/07/12[新着書評]
『なぜ戒名を自分でつけてもいいのか』橋爪大三郎
評者:千三屋

2012/07/05[新着書評]
『少年は残酷な弓を射る』(上・下)
ライオネル・シュライヴァー
評者:長坂陽子

2012/07/04[新着書評]
『未解決事件 グリコ・森永事件~捜査員300人の証言』NHKスペシャル取材班
評者:挟名紅治

2012/07/02[新着書評]
『女が嘘をつくとき』リュドミラ・ウリツカヤ
評者:藤井勉

2012/06/29[新着書評]
連載 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第3回 三浦展『第四の消費』
蔓葉信博

2012/06/27[新着書評]
『シフォン・リボン・シフォン』近藤史恵
評者:相川藍

2012/06/26[新着書評]
『湿地』アーナルデュル・インドリダソン
大谷暁生

2012/06/22[新着書評]
『話虫干』小路幸也
長坂陽子

2012/06/20[新着書評]
『彼女の存在、その破片』野中柊
長坂陽子

2012/06/15[新着書評]
『新人警官の掟』フェイ・ケラーマン
日向郁

2012/06/14[新着書評]
『俳優と超人形』ゴードン・クレイグ
千三屋

2012/06/13[新着書評]
『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』北原みのり
長坂陽子

2012/06/12[新着書評]
『WOMBS』白井弓子
大谷暁生

2012/06/11[新着書評]
『21世紀の世界文学30冊を読む』都甲幸治
藤井勉

2012/06/08[新着書評]
『愛について』白岩玄
評者:相川藍

2012/06/06[新着書評]
『柔らかな犀の角ー山崎努の読書日記』山崎努
挟名紅治

2012/06/04[新着書評]
『夜をぶっとばせ』井上荒野
長坂陽子

2012/06/01[新着書評]
「七夜物語』川上弘美
長坂陽子

2012/05/30[新着書評]
連載 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第2回 高畑哲平『Webマーケティング思考トレーニング』
蔓葉信博

2012/05/23[新着書評]
「ピントがボケる音 OUT OF FOCUS, OUT OF SOUND』安田兼一
藤井勉

2012/05/21[新着書評]
「飼い慣らすことのできない幻獣たち」
『幻獣辞典』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
藤田祥平

2012/05/16[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第18回」
「その名は自己満足」
長坂陽子

2012/03/30[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第17回」
「そのプライドが邪魔をする」
長坂陽子

2012/02/28[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第16回」
「恋のリスクマネジメント」
長坂陽子

2012/02/15[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第15回」
「非華奢女子の生きる道」
長坂陽子

2012/02/02[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第14回」
「パターン破りの効用」
長坂陽子

2012/01/31[新着書評]
『最高に美しい住宅をつくる方法』彦根明
評者:相川藍

2012/01/20[新着書評]
『ペット・サウンズ』ジム・フジーリ
評者:藤井勉

2012/01/17[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第13回」
胸だけ見ててもモテ期はこない
長坂陽子

2012/01/11[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第12回」
「恋で美しくなる」は本当か
長坂陽子

2012/01/10[新着書評]
「旧式のプライバシー」
『大阪の宿』水上滝太郎
藤田祥平


Internet Explorerをご利用の場合はバージョン6以上でご覧ください。
お知らせイベントBook Japanについてプライバシーポリシーお問い合わせ
copyright © bookjapan.jp All Rights Reserved.