メークを始めて20数年。始めたころより眉のかきかたやアイライナーのひきかたもうまくなってはいるはずだけど、ときどき思う、この形でいいのか?これ、合ってる?
私の年代だとたまに80年代のヘア&メークの名残を感じさせる人がいる。
たぶんヘア&メークに一番情熱を注ぐのが20代から30代ではないかと思う。そしてそのころ流行ったヘア&メークからぬけきれずにいるのだ。
ヘア&メークには流行がある。けれどシーズンごとにメーク用品を買いかえるわけにもいかずアイシャドーなど気が付くと10年前のをいまだに使っていたりする。そんな怠惰なメーク事情から私も80年代の名残メークになってはいないか?
誰も注意してくれないし不安なのでこの本を買ってみた。
まずChapter1でメーク以前の非常識を問われる。
その問いのなかに「30代、40代になっても若いころと同じメークをしていませんか?」とあった。そう、私が気になるのはコレ。
目力が一気に低下した目元は目のキワを黒のアイラインで隙間なく埋めて、、と答えは続く。
Chapter2ではたとえばアイカラーを塗るまぶたにファンデーションを塗るのか塗らないか? どちらが正解? という問いなど14項目に答え、さらにChapter3では思い込みからソンしているメーク法を正している。
ここでも目からウロコが落ちる、、、例えば平面な顔を立体的に見せるには今まで私は影をつけるものだと思っていた。そのためにあご周辺は濃いめのフンデを塗るとか鼻筋に影をつけるように濃いめのパウダーをのせるとか、、だがこれは自然に見えるようにつけるのは素人には至難の技なのだ。ここで尾花さんは影より光をつけよ、と言う。
つまり高くみせたい部分にハイライトをいれると立体感がでるということ。なるほど~影をつけるのは難しいけどハイライトをいれるのは簡単なのだ。イラストでもわかりやすく解説されている。
ほとんどのメーク本やメーク雑誌は写真で解説されることが多い。それを見慣れているせいかこの本を手にしたとき少し物足りなさを感じた。
しかしメーク商品の写真が並ぶと、それを手に入れたくなったり、その商品がないと実践できない気がしてしまい、ただ眺めて終わりということがしばしばある。
この本は脱力系のイラストとともに気負わず読み進め、素直に受け入れられていく。
写真がないのがかえっていい。
合間にコラムがあり尾花さんがヘア&メークになるまでのいきさつやプロになってからの心構えなどが語られ共感。
後半Chapter4~6ではメークの疑問、悩みに答えてくれる。ここでもおおいに役立つ情報あり。イラストで分りやすく解説されたアイラインの引き方をその通りに実践してみると目力がワンランクアップ、黒めがちの瞳になりましたわよオホホ。
今月この本以外にも写真で構成された実践のメーク本を数冊買ったのですが、いずれも対象年令はおそらく20代後半~30代半ば。
40代~50代むけの実践メーク本、尾花さん作ってもらえませんか?
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