書評の楽しみを考える Book Japan

 
 
 
トップページ > 第11回文学フリマ特集

第11回文学フリマ特集その1


#nbjpをつけて発言 このエントリーをはてなブックマークに追加

 いよいよ開催が迫った「第11回文学フリマ」(12月5日 11:00~17:00 於:大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホール 詳細は文学フリマ公式サイトへ)。
 当サイトも注目している書評家・豊﨑由美氏の講座「書評の愉悦」からは「書評王の島 vol.4」が発売されますし、新しい時代を切り拓こうとしている電子書籍のサークルも多数出展致します。本日は、そららのサークルから頂戴した告知文の数々を一挙に掲載します。これを参考にして会場へ行こう!

第11回文学フリマ特集その2
 松恋屋『サバービアとミステリ 郊外/都市/犯罪の文学』へ





注目の各サークル
(A-19)ついのべ電書部  [小説] 内藤みか・深川岳志・折野冬葱
(A-20)電書部 [小説・評論] 電書部校正班・田中モトヒロほか
(B-19)トラウマ児童文学レビュー(仮) [児童文学・書評] 池田智恵ほか・作文の会
(B-20)電書部BLACK [ゲーム・文章・評論] 米光一成・長嶋有ほか
(D-12)悪ふざけがすぎました [エロス・ジェンダー・文学] 宇井彩野・藤山京子ほか
(V20)書評王の島 [書評・インタビュー・お笑い] 豊崎由美・「書評の愉悦ブックレビュー」受講生
(小展示ホール ウ-19)屋上キングダム(委託販売)[短歌・雑誌] guca:太田ユリ・石原ユキオ・佐藤文香
(小展示ホール エ-35)ことのは(@kotono8)[事物起源探求・歴史・思想・Kindle] 松永英明



(A-19)ついのべ電書部「KIMONOBOY」 著者/内藤みか 販売価格 300円
ずっと出したかったイケメン写真集。撮影も文章も全部内藤みかが自力でやって みました。和風イケメンの画像が100枚入ってますのでぜひどうぞ♪ このほか iPhoneフィルタを100枚通した「iPhoneBOY」写真集、twitter小説集なども配布 予定です。(内藤みか)


(A-19)ついのべ電書部「五百-とても短い数多くの物語」 著者/深川岳志 販売価格/200円(ウィジェット版300円)
 第10回文学フリマで販売された「電書」です。
 一年半にわたって毎日書き継がれた500編の小説を時系列に収録しました。
 ショートショート集ですが、「小説を書く修行」のドキュメンタリーともなっています。
 電書化をお願いした松永肇一さん(http://d.hatena.ne.jp/mirai-contents/20100519/1274268858)からは、

教訓とか感動とか気づきとか、そういうものは無い。全然無い。こんな話が五百、これもまた電子書籍のかたちだ。

 という身も蓋もない評をいただきました。まったくその通りだと思います。  たとえば、こんな話です。

【145】怪獣時計
 腕に時計を巻くのが嫌な質なので、デパートに行くという妻に頼んで、懐中時計を買ってきてもらった。
 「で、これはなに?」
 「怪獣時計だけど」
 「頼んだのは懐中時計」
 「あっ」
 あっ、じゃないよ、まったく。
 「ギャーッ」
 と時計が鳴いた。
 「あ、六時だ。ご飯の用意しなきゃ」
 「おい、どうするんだよこれ」
 「飼育書、読んでおいて」
 マニュアルじゃないのか。
 怪獣は一時間ごとに鳴きます。
 2歳頃まで成長を続けます。
 体長は最大2メール半程度です。
 部屋には干し藁を敷き詰めてください。
 えー、干し藁? そんなものどこで手に入れればいいんだ。
 主食は歯車だそうだ。
 そういえば、箱の中にサンプルが入っていた。
 ひとつ掴んで差し出すと、怪獣はおそるおそる私の手に近づき、舌で小さな歯車を絡め取った。

 だからどうしたと言われても困るのですが、こういう話が500個並んでいます。
 「電書」というのは、電子書籍部が主体となって発行している対面販売の電子書籍です。実質的なデビューは2010年(今年ですね)5月23日の第10回文学フリマでした。ここで販売された15冊のうちの一冊が「五百-とても短い数多くの物語」です。
 その後、電子書籍部は7月17日に「電書フリマ」という電書だけを扱うフリマを開催し、11月12日には作者が積極的に販売に関与する「電書フリマZ)」を開催しました。
 「電書フリマZ」で販売された新作に「電書校正録 -70万字ができるまで-」(田中モトヒロ著)があります。
 2010年5月の文学フリマで出した電書15冊、約70万字をチェックした「電書部校正班」の悪戦苦闘の記録です。
 「五百-とても短い数多くの物語」の文字数をカウントしてみたら、約30万字ありました。田中さん、電書部校正班のみなさん、あらためてごめんなさい。悪いのは私です。
 改行などを含め、原稿用紙に換算すると約1000枚。ショートショート集としてはあり得ない数字です。ましてや、小説家としてデビューしていない者がこんな分厚さの本を出版する可能性は、紙では絶対にありません。「電書」だからこそできた、という意味では実験的な試みです。
 とはいえ、「1000枚も読めるかバカ」というお気持ちはもっともです。私も上中下くらいに分割したほうがよかったかなーと、多少の後悔はしております。
 そこで、プログラマの大江和久さんが作成してくれたのがウィジェット版。「RAND」ボタンをタップすると、作品がランダムに表示される仕組み。iTunesのシャッフル再生のような感覚で、ショートショートが楽しめます。これなら隙間時間にもすいすい読めるし、順番に読んでいかなきゃというプレッシャーとも無縁です。
 iPadユーザーの方はぜひどうぞ。再生環境は、iPad+CloudReadersです。(深川岳志)

(A-19)ついのべ電書部「222-深川岳志ツイッター小説自選集」 著者/深川岳志 販売価格/200円
 第11回文学フリマで、ショートショート集の新作「222-深川岳志ツイッター小説自選集」を発売します。「五百-とても短い数多くの物語」に続く第2ショートショート集です。
 222編のショートショートに加え、イラストレーターの三和緒むら(三和緒むらHP:ムラオラム)さんに9編の挿絵を描き下ろしていただきました。
 こんな超みじかい物語が詰まっています。

 日記帳を
 五冊も
 見つけた。

 敏夫、寛太、文彦、丈って
 誰?
 なんで
 こんなに
 他人の日記が
 あるのか。

 読んでみると、
 多重人格障害の
 記録だった。

 敏夫は
 全員分の記憶があり、
 以下一人ずつ減っていって、
 自分の記憶しかないのは
 オレだけだ。

 悔しいから
 嘘日記を
 書いてやった。

 ツイッター(Twitter)小説とは、文字通り、ツイッターでつぶやいた小説という意味です。日本で最初に誰がツイッターに小説を書いたのか、ということはよくわかりません。
 が、#twnovelというハッシュタグを考案し、ツイッターで小説をつぶやくことを一種の運動に発展させたのは、小説家の内藤みかさんです。
 2009年7月24日のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/diary/200907240000/)にこんな記述があります。

たくさんのtwitter小説が書かれ始めていることに気づき、みんなで楽しもうと、#twnovelというハッシュタグを作り、投稿を呼びかけてみる。

 内藤みかさんが呼びかけていたのは、読み切りであること、オチがあること、#twnovelというハッシュタグをつけることの三点でした。
 私はもっともだと思ってこれらの条件を遵守していましたが、長編の連載をしたい、オチがないものを書きたいなどいろいろな要望が出て、現在はハッシュタグをつけるだけになっているようです。
 ツイッターで小説を書くという試みは、たいへん盛り上がりました。私もその熱に誘われたひとりです。
 約一年間、断続的に書き続けていたでしょうか。気がつくと、300編以上のショートショートが溜まっていました(またか!)。
 内輪ウケのものや、出来のよくないものを除いて、きりのいい222編に絞ったのが「222-深川岳志ツイッター小説自選集」です。
 ツイッターでつぶやいた時には改行がなかったので、反動のように改行しまくってます。iPadで1作品が1ページにおさまるように調整しました。 iPhoneでは1ページにおさまりませんが、妙なところで改行されないように1行15文字以内にしています。
 最初に書き始めたときは、まさか130文字で読み切りが書けるとは思いませんでしたが、やってみれば意外とできるものです。
 どんな作品集に仕上がっているか、ぜひ文学フリマでご確認くださいませ。
 なお、サンプル版(最初の10編)をパブーで無料公開しています。
「222 サンプル版」はこちら。(深川岳志)

(A-19)ついのべ電書部「目で読むラジオ~おやすみの前に~」 著者/折野冬葱 販売価格/200円
 第11回文学フリマで「目で読むラジオ~おやすみの前に~」を販売します。
 「目で読むラジオ」は、ツイッターノベルをもとに構成したショートショート集です。
 中根泉さんに11点の挿絵を描いていただきました。
 昨年の夏から今年にかけ、内藤みかさんのツイッターノベルに触発されて、いろいろなタイプのおはなしを書きました。
 その中でだんだん定型化していったのは、毎晩、眠る前に書いた「おやすみの前に」というシリーズです。
 星孝夫という架空のキャラクターを設定し、ツイッターアナウンサーとして、日常のささいな気づきをノベル化しました。

おやすみの前に。こんばんは、アナウンサーの星孝夫です。今日、電車の中で、小さな女の子が「ママ、電車好き?」「好きよ」「電車の何が好き?」「ごとんごとん、っていう音かな」。ほのぼのとした会話の間、母親が携帯から一切目を離さないのを見て、私、ちょっと泣きました。

 強調部分が決まり文句です。
 一時期は、これを書かないと自分も眠れないというくらいハマッていました。
 今回、ツイッターノベルを電書にまとめるにあたって、星さんがラジオで短いおはなしを朗読しているというイメージを思い浮かべ、全体を構成しました。
 というわけで、書名は「目で読むラジオ」です。
 短いおはなしがたくさん詰まっています。ぜひお楽しみください。
 私はふだんはIT系のライターとして、パソコン雑紙やWeb媒体に執筆しています。
 本業の仕事としては、以前日経パソコンに連載させていただいたコラム「超・素朴な疑問」を電書化しています。
 こちらもついのべ電書部で販売いたしますので、よろしくお願いします。(折野冬葱)



(A-20)電書部『電書校正録 -70万字ができるまで-』著者・電書部校正班 編集・絵 田中モトヒロ/100円
 電書のいいところは、ギリギリまで修正が利くところです。
「出版3日前に文字数を5万字から70万字に増加」
 なんてことも可能です。でも、チェックする人、つまり校正者はどうなるか?叫ぶか、徹夜するか、できるところだけやると割り切るか。
『電書校正録 -70万字ができるまで-』は、5月23日の文学フリマに向けて結成された「校正班」の活動を、Skypeやメールのログから再現した一冊です。
 校正班の4人は、初めて書籍校正を担当する身。「電子書籍校正」といっても、やることは紙の本とだいたい同じです。誤字を修正します。事実関係や引用に誤りがないかチェックします。校正者同士で、表記が乱れてないか打ち合わせます。
 しかし電書15種類、PDFで2,562ページをチェックするうちに、チェックポイントはだんだん細かくなっていきます。「引用を示すカッコは“”がいいか、それとも<>か?」当初こんなレベルだった打ち合わせがだんだんディープになり、初代電書部長の米光一成氏が「そこまでやってるとキリないよ!」とストップをかけるほど。
 冒頭の文字数14倍増も含めて、いろんなトラブルや議題が発生しました。どんなふうに問題を解決して、文学フリマまでこぎつけたのか。校正班・編集班の似顔絵も交えてお楽しみ下さい。
 本書で校正している本の内容に興味をお持ちの方は、校正に一番時間をかけた『未来のテキスト 電子書籍に関する55冊』をはじめ、電書部の書籍を併せてお読み頂けますと幸いです。(田中モトヒロ)

(A-20)電書部『新・混沌の館にて』 ジェリー・パーネル著、林田陽子訳/100円
米国の著名コンピューター・コラムニスト、ジェリー・パーネル氏のコラム「Computing at Chaos Manor」の翻訳。iPad、iPhoneなどの最新のガジェット、米国の電子書籍界/コンピューター界の動向を毎月レポート。長い経験に基づく鋭いレビューは日米の読者の支持を得ている。Science BookClubで月額300円で提供しているWEB版とepub版をセレクションした電書フリマバージョンが登場。購入者には、もれなくサンプル版をプレゼント!(畑菜穂子)

(A-20)電書部『キンドルで本、出してみたよ』 古田靖(カナカナ書房)/200円
英語のちょう苦手な40歳ライターがキンドルで本をつくったら、なにがどうなってしまうのか。実際にやってみたからわかった発見をふんだんに盛り込んだ約3万字の電子出版体験記録。(古田靖)

(A-20)電書部『電子書籍時代のあつかましい文章教室』 平林久和/100円
『ゲーム大學』「ゲームの未来」の筆者による、電書と音声データを組み合わせた新しい文章教室。7月の電書フリマでも販売した本作が、再び登場。(畑菜穂子)

(A-20)電書部『電書部技術班/シーズン1』『電書部技術班/シーズン2』 電書部技術班/各100円
電書部を支える凄腕チーム「技術班」の正体とはー。その発足から文学フリマ参戦までを、30万字以上に及ぶSkypeチャットの膨大なログをもとに再現したシーズン1。そして新登場のシーズン2は、電書フリマまでのやりとりを収録。四姉妹編集。(畑菜穂子)

(A-20)電書部『未来のテキスト 電子書籍を考える55冊』 電子書籍部/100円
『電子書籍の衝撃』『Computer Lib Dream Machines』『ハーモニー』『ドラえもん41巻』……SF、技術書、論考、記事、マンガなどさまざまな電子書籍に関する本を紹介する電子書籍。電子 書籍部初の電書。(畑菜穂子)



(B-19)トラウマ児童文学レビュー(仮)「トラウマ児童文学レビュー集 懐かしい傷」池田智恵、白井舞、角紗織、田中モトヒロ/100円
いつまでも忘れられない物語というのは、どこかに毒をはらんでいます。幼い頃に読んでトラウマになっている物語というのも、その筆頭と言えるでしょう。「ちいさいモモちゃん」「六年目のクラス会」「チリンのすず」など、もうくわしくは思い出せない、けれど忘れられない傷を残す物語たちを評したレビュー集です。(池田智恵)

(B-19) トラウマ児童文学レビュー(仮)「死神急行の退屈な理性」白井舞/西巻文子/雨宮さとみ/毛塚亜由美/100円
電子書籍初の「エコロジー小説」です。死・神・急・行・退・屈・理・性の八文字を使い回して各々がタイトルを作り、そこからストーリーを生み出しました。「作文の会」メンバー4人が贈る、神さまの物語。(発行・作文の会)

(B-19) トラウマ児童文学レビュー(仮)「スペクトル」白井舞/小村侑子/飯島志保梨/栗林弥恵/西巻文子/雨宮さとみ / 100円
少年の早熟な想いを載せたロシアジャムの赤、旅立つ娘と家族を包む夜空の群青、密室の男女の間に横たわる黒、壊れゆく国を囲む城壁の碧……女子6人が色をテーマに綴った「作文の会」初の短編集です。(発行・作文の会)



(B-20)電書部BLACK「電書雑誌よねみつ」2011年全予約/約500円
2011年に発行される「電書雑誌よねみつ」全部を予約。12冊出したいと思ってるけど、6冊ぐらいかも。いや何冊というものじゃなくなるかも。ぐらいの実験状態でスタート。2010年「電書フリマ」を主催した経験を踏まえて、2011年は「電書雑誌よねみつ」でいろいろなチャレンジをしていきたいと考えてます。(米光一成)

(B-20)電書部BLACK「27才」衿沢世衣子200円
『シンプルノットローファー』『ウイちゃんがみえるもの』『ちづかマップ 』と精力的に新刊をリリースする衿沢世衣子の短編「27才」!
 8年前『コミックH』(ロッキング・オン)に掲載した幻の単行本未収録マンガ。高級紳士靴売り場の女性店員2人を軸にした、すっごい抜けのある、なんか、明日はちょっと大きな歩幅で歩いてやろうって思わせてくれる素敵な短編です。(米光一成)

(B-20)電書部BLACK「10年10冊10連鎖!? 長嶋有ロングインタビュー」200円
 12月発売の第10作品集『祝福』について、skypeチャットで5時間超えのロングインタビューを、ほぼ生のまま収録。創作の秘密に生のまま迫って、作家長嶋有の生声(チャットですが)が聞こえてくるようなモノになっています。(米光一成)

(B-20)電書部BLACK「実況漫画」実況絵師200円
 ニコニコ動画のゲーム実況をテーマにした漫画集。
 くらっぺ「実況生活」、森繁「画面の中からこんにちは。」、まめ「視聴者のおはなし」、えみた「Fさん。」、園田トゥアケシ「こちら実況相談所」の豪華五大マンガ収録の零号!(米光一成)

(B-20)電書部BLACK「あいまいな吟行+」長嶋有 100円
04年『ウフ.』に掲載された俳句(76句)に書き下ろしをプラス。(米光一成)

(B-20)電書部BLACK「米光一成レビュー集・本の雑誌編」100円
「本の雑誌」に2年間連載した新刊めったくたガイド。ひたすら新刊を読んで、毎月おもしろいものを選んで、紹介するという2年間。紹介した本は2年で全170冊。読んだ本は、その3倍以上。杉江松恋さんも感動したあの書評も収録されています。(米光一成)

(B-20)電書部BLACK「フリマへの道」米光一成100円
 電書部誕生から電書フリマ開催までを、メーリングリスト等の米光発言で再構築。共振と増殖を足がかりに連結の枝を伸ばしていくための最初の点であろうとする「第一回電書フリマ」への道はどうだったのか。「集団創作のルール33」付き。(米光一成)



(D-12)悪ふざけがすぎました「みんなの性教育~アンチ・エロス~(文芸誌)」著者:宇井彩野、藤山京子ほか 販売価格:電書100円・紙媒体200円
自分の「エロス」に不安を抱える、そんなみんなの「性教育」な文芸誌。小説、漫画、座談会、短歌を掲載。夜のお供に。(サークル代表:宇井彩野)



(V20)書評王の島「書評王の島」 「書評の愉悦ブックレビュー」受講生/800円
 今週末はいよいよ文学フリマ。池袋コミュニティカレッジの講座「豊崎由美 書評の愉悦ブックレビュー」は、今年も自信をもって書評集『書評王の島vol.4』を送り出します。(『書評王の島vol.4』の詳細は [こちら]
 トヨザキ社長責任編集のミニコミ誌『書評王の島』は四年前にスタートしました。なぜ「島」かと言うと「無人島に持って行く本」が書評集の最初のお題だったから。これは元々「米光一成の発想力トレーニング講座」で生まれた企画でしたが、わたしたちは二年続けてこのお題、去年は「世界を征服したら読ませる本」、今年は「架空の文学賞の受賞作」のお題で本を紹介しています。何と言っても、朝倉かすみさんや岸本佐知子さんなど豪華執筆陣が魅力的です。目次は [こちら] (編集注:PDFファイルです)。 毎月の講座で最高点を獲得した書評王の原稿も見逃せません。
 豪華さという点では、各号の特集も負けてはいません。第一号の巻頭にきたのは、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞したばかりの翻訳家、岸本佐知子さんのインタビュー「天災・岸本佐知子を作った10冊」です。挙げてくださった本はもちろんのこと、引用された文章にも岸本さんのセンスが光ります。もうひとつの特集は、受講生にとって何よりの励みとなった「トヨザキ社長の書評論 正しい書評なんてもんはない!」でした。
 第二号では作家の朝倉かすみさんにインタビューしました。四十代でデビューするまでを語った「無理せず、作家になりました」では、「比喩のときは感覚をずらす」という創作のヒントも。小説家志望の方にはぜひ一読をおすすめしたい次第です。二本目のインタビューは、グラフィック・デザイナー、ミルキィ・イソベさんの「本は生きものだ!」。装幀の途中で「イメージの種みたいなもの」が見えてくる話にぞくっとしました。
『書評王の島』で一番話題になったのは第三号です。なにせ袋とじ。しかも「あなたの知らない原稿料の世界」と題した中身は出版社の原稿料のリストですから。本号をきっかけに、ツイッターでも原稿料をめぐる話題が広がりました。この号のインタビューは作家の長嶋有さん。「長嶋有ができるまで」では「苦悩は、小説っぽいものとしてしかリアリティがない」という発言が印象的でした。
 そして最新号のトップを飾るのは、今年の夏『小さいおうち』で直木賞を受賞した中島京子さんのインタビュー「「中島京子」ができるまで」です。じっくり味わっていただきたい。さらに数々の文学賞をメッタ斬りにしてきた、あのコンビによる「帰ってきたメッタ斬り! どっこい生きてたぜ篇」も掲載します。久しぶりに何を斬るのか、興味津々です。
 充実した内容で、みなさまの本選びの手助けができればと思っておりますので、どうぞ各号を手に取ってみてください。宇田川新聞さんのイラストに、くらっとくるかもです。あっ、忘れてました。文学フリマ当日おいでになれない方には、  [通販] という手もありますので、よろしくお願いいたします。(後藤郁子)



(小展示ホール ウ-19)屋上キングダム(委託販売)「期間限定短詩系女子マガジンguca 1」 guca(太田ユリ・石原ユキオ・佐藤文香)/\300
「期間限定短詩系女子マガジンguca 1」
* interview 雪舟えま エキセントリック「まみ」じゃない、雪舟えまの『たんぽるぽる』
* essay 山田航  短歌と4コマ漫画の微妙な関係
*たんか×まんが 石原ユキオ   
and more……
期間限定短詩系女子ユニットguca(太田ユリ・石原ユキオ・佐藤文香)による初の電子書籍。がっつり短歌にちょっぴり俳句、女子のトークもちらっと見える第1号に仕上がりました。短詩系に興味がある方、女子に興味がある方、もちろんそれ以外の皆様も、ぜひぜひお買い求めくださいませ。当日は代表の太田が会場でお待ちしております。どうぞよろしくお願いします。(guca広報担当;佐藤文香)
☆guca blog:http://guca-love.blogspot.com/



(小展示ホール エ-35)ことのは(@kotono8)『初の「軍艦島上陸ツアー」参加記録2009――グラバー・岩崎弥太郎と近代化遺産』(改訂版)松永英明/300円
 電子書籍。2010年7月17日の「第一回電書フリマ」に出品した作品の改訂版。2009年に軍艦島上陸が解禁されたことを受け、いくつかの「軍艦島上陸ツアー」が組まれた。筆者は、その中でも最初に催行されるJTB「軍艦島上陸ツアー」に参加した。これはそのツアー参加記録である。単なる廃墟としてだけではなく、その背後の歴史や生活などに思いを馳せる内容。写真100枚超掲載。

『アジアの光』(キンドル対応PDF電子書籍版)エドウィン・アーノルド著、松永英明訳/1000円 2010年5月初版
 電子書籍。1891年に発行された英語によるブッダの叙事詩、エドウィン・アーノルド著『アジアの光』の完全訳。前回はPDFをCD-ROMにて頒布したが、今回は電書部システムにて販売。これは某出版社にて発売される予定だったが、翻訳が完成した時点で編集者が退職するなどの事情によりお蔵入りしていた完成原稿である。アーノルドの『アジアの光』は当時の「仏教入門書」として有名となった本で、ガンジーも愛読し、ジェームズ・アレンも引用しているという名著。ただし、日本では戦後まったく翻訳が出ていない。

『三菱東京UFJ銀行に合流した全銀行系統図年表2010』松永英明/600円 新刊
 三菱東京UFJ銀行は東京三菱+UFJ銀行。その前は、東京銀行+三菱銀行と東海銀行+三和銀行。ではその前は?
 データベースをたどると明治以来、全部で約170行が合流していました。そのすべてを盛り込んだ系統図年表。これだけのサイズになると、電子書籍では拡大すると一部分しか見られず、縮小すると細部が見られません。紙ならではの表現といえます。「マップ折り」されていますので、お持ち帰りはA5サイズとなります。

『事物起源探究 第2号』松永英明/1,000円 新刊
 松永が追究し続けている事物起源についてまとめた冊子『事物起源探究 第2号』、特集は「日本」の起源。A5・表紙込み68ページ(本文64ページ)。日本の「起源」はいくつもある、日本人のはじまりをアフリカから始める、等の視点を提供します。

『事物起源探究 創刊号』松永英明/1,200円 2010年5月
事物の起源を徹底的に探ります。たい焼きが本当に生まれた年は?「二〇〇九年はたい焼き生誕百周年」説を徹底検証する/「足ツボ」ことリフレクソロジーの起源は中国ではなく二十世紀アメリカだった/「坂本龍馬」伝説はどのように語り継がれてきたか/「靖国神社」の教義はいつ生まれた?/芥川龍之介『蜘蛛の糸』の原典、ポール・ケーラス『カルマ』全訳

『「人は思考したとおりに」As a Man Thinketh完全訳&ジェームズ・アレン徹底解読』ジェームズ・アレン著、松永英明訳・解説/800円 2009年12月初版
『原因と結果の法則』の邦訳名で有名な、ジェームズ・アレンの "As a Man Thinketh" の完全訳『人は思考したとおりに』、そしてこれまで商業出版として五冊のアレン本を翻訳した経験をもとにジェームズ・アレンの思想を徹底解読。特に、他の成功哲学との違いを明確に示す。A5・表紙込み84ページ(本文80ページ)。(松永英明)

絵文録ことのは ブログ





第11回文学フリマ特集その2
 松恋屋『サバービアとミステリ 郊外/都市/犯罪の文学』へ



#nbjpをつけて発言

新着情報

2013/08/16[新着書評]
『きことわ』朝吹真理子
評者:千三屋

2013/08/15[新着書評]
『テルマエ・ロマエⅥ』ヤマザキマリ/「1~3巻は大傑作、4~6巻は残念な出来」
評者:新藤純子

2013/06/19[新着書評]
『高円寺 古本酒場ものがたり』狩野俊
評者:千三屋

2013/06/18[新着書評]
連載「週末、たまにはビジネス書を」第11回
『くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ』熊本県庁チームくまモン

評者:蔓葉信博

2013/05/12[新着書評]
『フィフティ・シェイズ・ダーカー(上・下)』ELジェイムズ
評者:日向郁

2013/04/04[新着書評]
『クラウド・アトラス』デイヴィッド・ミッチェル
評者:千三屋

2013/03/15[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第10回 『投資家が「お金」よりも大切にしていること』藤野英人
評者:蔓葉信博

2013/02/18[新着書評]
『はぶらし』近藤史恵
評者:日向郁

2013/01/31[新着書評]
『知的唯仏論』宮崎哲弥・呉智英
評者:千三屋

2012/01/30[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第9回 『思考の「型」を身につけよう』飯田泰之
評者:蔓葉信博

2013/01/25[新着書評]
『醤油鯛』沢田佳久
評者:杉江松恋

2013/01/18[新着書評]
『秋田寛のグラフィックデザイン』アキタ・デザイン・カン
評者:千三屋

2013/01/17[新着書評]
『空白を満たしなさい』平野啓一郎
評者:長坂陽子

2013/01/15[新着書評]
『箱根駅伝を歩く』泉麻人
評者:千三屋

2013/01/11[新着書評]
『世界が終わるわけではなく』ケイト・アトキンソン
評者:藤井勉

2012/12/21[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第8回 『ネンドノカンド 脱力デザイン論』佐藤オオキ
評者:蔓葉信博

2012/12/19[新着書評]
『デザインの本の本』秋田寛
評者:千三屋

2012/12/12[新着書評]
「さしたる不満もなく私は家に帰った」第2回「岸本佐知子『なんらかの事情』と近所の創作系ラーメン屋」
評者:杉江松恋

2012/11/28[新着書評]
『ニール・ヤング自伝I』ニール・ヤング
評者:藤井勉

2012/11/22[新着書評]
『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』友利昴
評者:新藤純子

2012/11/21[新着書評]
『私にふさわしいホテル』柚木麻子
評者:長坂陽子

2012/11/19[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第7回 『老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい 小さな会社の生きる道。』中川淳
評者:蔓葉信博

2012/11/15[新着書評]
『格差と序列の心理学 平等主義のパラドクス』池上知子
評者:新藤純子

2012/11/09[イベントレポ]
兼業古本屋のできるまで。とみさわさん、なにをやってんすか

2012/11/08[新着書評]
『機龍警察 暗黒市場』月村了衛
評者:大谷暁生

2012/11/02[新着書評]
『なしくずしの死』L-F・セリーヌ
評者:藤田祥平

2012/10/31[新着書評]
『エコー・メイカー』リチャード・パワーズ
評者:藤井勉

2012/10/30[新着書評]
『文体練習』レーモン・クノー
評者:藤田祥平

2012/10/25[新着書評]
『生きのびるための建築』石山修武
評者:千三屋

2012/10/24[新着書評]
『占領都市 TOKYO YEAR ZERO Ⅱ』デイヴィッド・ピース
評者:大谷暁生

2012/10/23[B.J.インタビュー]
「この翻訳家に聞きたい」第3回 藤井光さんに聞く「アメリカ文学の"音"って?」(後編)
インタビュアー:石井千湖

2012/10/22[B.J.インタビュー]
「この翻訳家に聞きたい」第3回 藤井光さんに聞く「アメリカ文学の"音"って?」(前編)
インタビュアー:石井千湖

2012/10/19[新着書評]
『最後の授業 ぼくの命があるうちに』ランディ・パウシュ、ジェフリー・ザスロー
評者:日向郁

2012/10/18[新着書評]
『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』ファブリツィオ・グラッセッリ
評者:相川藍

2012/10/17[イベントレポ]
ミステリー酒場スペシャル ローレンス・ブロック酒場Part1

2012/10/16[イベントレポ]
ブックレビューLIVE:杉江VS米光のどっちが売れるか!?

2012/10/15[イベントレポ]
ミステリ酒場スペシャル ローレンス・ブロック酒場三連発 PART2~泥棒バーニー、殺し屋ケラー編&ブロックおもてなし対策会議~

2012/10/15[新着書評]
『犬とハモニカ』江國香織
評者:長坂陽子

2012/10/10[新着書評]
『Papa told me cocohana ver.1 丘は花でいっぱい』榛野なな恵
評者:千三屋

2012/10/08[イベントレポ]
“その日”が来てからでは遅すぎる! あなたの知らないお葬式のすべて?ボッタクリの秘密から納得のエコ葬儀プランまで

2012/10/04[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第6回 『本気で売り上げを伸ばしたければ日経MJを読みなさい』竹内謙礼
評者:蔓葉信博

2012/10/03[新着書評]
『青い脂』ウラジーミル・ソローキン
評者:藤井勉

2012/10/02[イベントレポ]
松本尚久さん、落語の楽しみ方を教えてください!

2012/10/01[新着書評]
『ヴァンパイア』岩井俊二
評者:長坂陽子

2012/09/27[新着書評]
『A Life of William Inge: The Strains of Triumph』ラルフ・F・ヴォス
評者:新藤純子

2012/09/25[新着書評]
『鬼談百景』小野不由美
評者:挟名紅治

2012/09/24[新着書評]
『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ
評者:長坂陽子

2012/09/20[新着書評]
『銀の匙』中勘助
評者:藤田祥平

2012/09/18[新着書評]
『最初の人間』アルベール・カミュ
評者:新藤純子

2012/09/14[新着書評]
『その日東京駅五時二十五分発』西川美和
評者:相川藍

2012/09/13[新着書評]
『無分別』オラシオ・カステジャーノス・モヤ
評者:藤井勉

2012/09/12[新着書評]
『鷲たちの盟約』(上下)アラン・グレン
評者:大谷暁生

2012/09/11[新着書評]
『ラブ・イズ・ア・ミックステープ』ロブ・シェフィールド
評者:日向郁

2012/09/10[新着書評]
『嵐のピクニック』本谷有希子
評者:長坂陽子

2012/09/07[新着書評]
『本当の経済の話をしよう』若田部昌澄、栗原裕一郎
評者:藤井勉

2012/09/06[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第5回 『戦略人事のビジョン』八木洋介・金井壽宏
評者:蔓葉信博

2012/09/05[新着書評]
『ひらいて』綿矢りさ
評者:長坂陽子

2012/09/04[新着書評]
『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』フリードリヒ・デュレンマット
評者:藤井勉

2012/09/03[新着書評]
『かくも水深き不在』竹本健治
評者:蔓葉信博

2012/09/01[新着書評]
『残穢』小野不由美
評者:挟名紅治

2012/08/31[新着書評]
『わたしが眠りにつく前に』SJ・ワトソン
評者:長坂陽子

2012/08/28[新着書評]
『芸術実行犯』Chim↑Pom(チン↑ポム)
評者:相川藍

2012/08/27[新着書評]
『ぼくは勉強ができない』山田詠美
評者:姉崎あきか

2012/08/16[新着書評]
『オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ』森達也
評者:長坂陽子

2012/08/10[新着書評]
『セックスなんか興味ない』きづきあきら サトウナンキ
評者:大谷暁生

2012/08/08[新着書評]
『深い疵』ネレ・ノイハウス
評者:挟名紅治

2012/08/07[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第4回 小林直樹『ソーシャルリスク』
評者:蔓葉信博

2012/08/03[新着書評]
『はまむぎ』レーモン・クノー
評者:藤井勉

2012/08/02[新着書評]
『清須会議』三谷幸喜
評者:千三屋

2012/07/31[新着書評]
『岡崎京子の仕事集』岡崎京子(著)増渕俊之(編)
評者:相川藍

2012/07/30[新着書評]
『月と雷』角田光代
評者:長坂陽子

2012/07/28[新着書評]
『ことばの食卓』武田百合子
評者:杉江松恋
2012/07/18[新着書評]
『図説 死因百科』マイケル・ラルゴ
評者:大谷暁生

2012/07/13[新着書評]
『最果てアーケード』
小川洋子
評者:長坂陽子

2012/07/12[新着書評]
『なぜ戒名を自分でつけてもいいのか』橋爪大三郎
評者:千三屋

2012/07/05[新着書評]
『少年は残酷な弓を射る』(上・下)
ライオネル・シュライヴァー
評者:長坂陽子

2012/07/04[新着書評]
『未解決事件 グリコ・森永事件~捜査員300人の証言』NHKスペシャル取材班
評者:挟名紅治

2012/07/02[新着書評]
『女が嘘をつくとき』リュドミラ・ウリツカヤ
評者:藤井勉

2012/06/29[新着書評]
連載 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第3回 三浦展『第四の消費』
蔓葉信博

2012/06/27[新着書評]
『シフォン・リボン・シフォン』近藤史恵
評者:相川藍

2012/06/26[新着書評]
『湿地』アーナルデュル・インドリダソン
大谷暁生

2012/06/22[新着書評]
『話虫干』小路幸也
長坂陽子

2012/06/20[新着書評]
『彼女の存在、その破片』野中柊
長坂陽子

2012/06/15[新着書評]
『新人警官の掟』フェイ・ケラーマン
日向郁

2012/06/14[新着書評]
『俳優と超人形』ゴードン・クレイグ
千三屋

2012/06/13[新着書評]
『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』北原みのり
長坂陽子

2012/06/12[新着書評]
『WOMBS』白井弓子
大谷暁生

2012/06/11[新着書評]
『21世紀の世界文学30冊を読む』都甲幸治
藤井勉

2012/06/08[新着書評]
『愛について』白岩玄
評者:相川藍

2012/06/06[新着書評]
『柔らかな犀の角ー山崎努の読書日記』山崎努
挟名紅治

2012/06/04[新着書評]
『夜をぶっとばせ』井上荒野
長坂陽子

2012/06/01[新着書評]
「七夜物語』川上弘美
長坂陽子

2012/05/30[新着書評]
連載 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第2回 高畑哲平『Webマーケティング思考トレーニング』
蔓葉信博

2012/05/23[新着書評]
「ピントがボケる音 OUT OF FOCUS, OUT OF SOUND』安田兼一
藤井勉

2012/05/21[新着書評]
「飼い慣らすことのできない幻獣たち」
『幻獣辞典』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
藤田祥平

2012/05/16[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第18回」
「その名は自己満足」
長坂陽子

2012/03/30[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第17回」
「そのプライドが邪魔をする」
長坂陽子

2012/02/28[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第16回」
「恋のリスクマネジメント」
長坂陽子

2012/02/15[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第15回」
「非華奢女子の生きる道」
長坂陽子

2012/02/02[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第14回」
「パターン破りの効用」
長坂陽子

2012/01/31[新着書評]
『最高に美しい住宅をつくる方法』彦根明
評者:相川藍

2012/01/20[新着書評]
『ペット・サウンズ』ジム・フジーリ
評者:藤井勉

2012/01/17[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第13回」
胸だけ見ててもモテ期はこない
長坂陽子

2012/01/11[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第12回」
「恋で美しくなる」は本当か
長坂陽子

2012/01/10[新着書評]
「旧式のプライバシー」
『大阪の宿』水上滝太郎
藤田祥平


Internet Explorerをご利用の場合はバージョン6以上でご覧ください。
お知らせイベントBook Japanについてプライバシーポリシーお問い合わせ
copyright © bookjapan.jp All Rights Reserved.