銀の匙
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著
中勘助
岩波書店
/岩波文庫
[小説]
国内
1999.05 版型:文庫 ISBN:4003105117
価格:588円(税込)
なかなか開かなかった茶箪笥の抽匣(ひきだし)からみつけた銀の匙.伯母さんの無限の愛情に包まれて過ごした日々.少年時代の思い出を中勘助(1885-1965)が自伝風に綴ったこの作品には,子ども自身の感情世界が,子どもが感じ体験したままに素直に描き出されている.漱石が未曾有の秀作として絶賛した名作.改版.
おすすめ本書評

- □さかや。おお おお □さかや
物語が物語として成立するために必要なものは、時間の経過です。たとえば「Q君は二十歳になった」という文章は、Q君の二十年という時間の経過を想像させます。面白いかどうかは置くとして、りっぱな物語です。二十年も経ったわけですから、彼について語ることは数多くあるでしょう。
藤田祥平
2012/09/20掲載
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