残穢
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著
小野不由美
新潮社
[小説]
[SF・ホラー]
国内
2012.07 版型:単行本 ISBN:4103970049
価格:1,680円(税込)
怨みを伴う死は「穢れ」となり、あらたな怪異の火種となるのか──。畳を擦る音が聞こえる、いるはずのない赤ん坊の泣き声がする、何かが床下を這い廻る気配がする。だからあの家には人が居着かない──何の変哲もないマンションで起きる怪奇現象を調べるうち、浮き上がってきたある「土地」を巡る意外な真実。著者九年ぶりの五〇〇枚書き下ろし、戦慄のドキュメンタリー・ホラー長編。
おすすめ本書評
- 『残穢』小野不由美
孤島の因習を題材にした『黒祠の島』、隔絶された山村が舞台の『屍鬼』と、小野不由美はこれまで閉鎖的な場で生じる恐怖にこだわりを持って描いてきた作家である。その小野が、過去の作品とは全く違う、新たなスタイルの恐怖で読む者を震え上がらせる小説を書いた。それが9年ぶりの書き下ろし長編、『残穢』だ。
挟名紅治
2012/09/01掲載
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