利休椿
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著
火坂雅志
小学館
/小学館文庫
[歴史・時代小説]
国内
2006.11 版型:文庫 ISBN:9784094081251
価格:650円(税込)
利休により、聚楽第の山里の郭とよばれる庭にふさわしい、紫の椿を探すよう命じられた又左。又左がただ一度見た紫の椿は、忘れることのできない女人との苦い記憶とともにあった―。表題作のほか、落語の祖といわれた安楽庵策伝がただひとり敵わないと思った男・曽呂利新左衛門を描いた「笑うて候」、醍醐の花見での料理勝負「包丁奥義」など、全七編。豪奢で華麗な文化が花開いた、桃山時代。秀吉の世に、ある時は権力をパトロンとし、ある時は反発しながらも、自らの世界を追い極めた変革者たちを描いた珠玉の作品集。
おすすめ本書評
- 利休椿
利休、策伝、七太夫…「美は桃山にあり」
美の変革者たちの、壮絶な生きざまを描いた、珠玉の短篇集
濱田哲二
2008/08/22掲載
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