書評の楽しみを考える Book Japan

 
 
 
トップページ > おすすめ本書評一覧 > テルちゃん

テルちゃん

月からやってきたテルちゃんをめぐる、大人のための極上のファンタジー。

玄侑宗久
新潮社小説] 国内
2008.08  版型:B6
>>書籍情報のページへ
レビュワー/塚本ヒロユキ

玄侑宗久の最新作『テルちゃん』。そのテルちゃんというのはフィリピンから日本にお嫁にやってきたエテルという女性のニックネーム。二十八歳のときに、五十二歳の日本人と結婚するために、日本へやってきた。タイトルもそっくりだが、この設定、先頃『時が滲む朝』で第139回芥川賞を受賞した楊逸(ヤン・イー)の前作『ワンちゃん』と、とても似ている。フィリピン人、中国人という違いはあるものの、歳の離れた日本人男性との結婚、日本で病気の姑の面倒を見なくてはならない、といったところも同じ。初出のクレジットを見ると、三篇の連作が収められている『テルちゃん』の冒頭の一篇『ぶわん』は、2004年の文芸誌での発表であった。『ワンちゃん』は2007年の発表なので、実は『テルちゃん』のほうが、先行作品。いずれにしても、アジアから日本に結婚のためにやってきた女性の物語が成立するという昨今の時代状況というものを、改めて感じないわけにはいかないといったところである。

さてテルちゃんは、冒頭の『ぶわん』において、結婚して二年半後、早くも日本人の夫・安雄を急病により亡くしてしまっている。東北地方の南の町であるその家に残されたのは、テルちゃん、安雄との子供である安則(ノンちゃん)、そして介護が必要な義母の三人。いかにも心細い。だから、安雄の弟夫婦、健志と玲子が、隣県から月に一度車を飛ばして訪ねてくる。『テルちゃん』はこれらの人たちの心温まる物語だ。

そもそも、五十歳すぎの日本の男が、結婚の仲介業者を通じて現地に残す親たちにお金を払い、介護を必要とする姑が同居する家に二十歳代のフィリピン女性を連れてくるのだから、この話、人間の心の奥底のドロッとした部分も垣間見えるであろう、生きることのつらさを感じる物語であってもおかしくないはずだ。事実『ワンちゃん』はそういう話である。
ところが、だ。『テルちゃん』は、あくまでもほんわかと温かい。僕はこの『テルちゃん』は、作者・玄侑宗久がそうあってほしいと願う大人のファンタジーなのだろうと思う。そしてこのファンタジーは極上だ。

『ぶわん』は、おじさんが亡くなったのでフィリピンに里帰りしなくてはならなくなったテルちゃんが、果たしてまた日本に帰ってきてくれるだろうか、という話。
「おとさん(安雄のこと)、世界一やさしい人。あんなにやさしい人、わたし、しらない。…わたし、あかさんとノンちゃんと、ここにいます」と安雄の葬儀の際に言ったテルちゃんだが、三人の暮らしの大変さはわかっているだけに、健志と玲子は気が気でない。そして安雄がテルちゃんに日本語を覚えてもらうために毎晩のように「かぐや姫」を読み聞かせていたことを知った玲子は、どうしても考えてしまう。テルちゃんがやがて帰る月は、日本であってほしいが、もしかしてフィリピンなのではないだろうか。

玲子は中学校の国語教師をしている。職業柄ということもあるが、感情よりも、まずは理屈としてどうなのかを先に考えてしまう人間だ。それに対してテルちゃんは、いま、この瞬間の幸せをなによりも大切にする、素直な愛すべき人間だ。そして工務店に勤める健志は、心やさしい気遣いを忘れず、また行動力もある男らしい男である。玄侑宗久によるこの三人のキャラクターの設定、そこから導き出される行動の描き分けは、まさに舌を巻かざるを得ない見事さであり、それがこの『テルちゃん』の大きな魅力である。もちろん、経済史上主義の世知辛い日本にはもはや滅多に見られない温かな人間関係が、この三人の間にしっかりと築かれることになる。そして、義母も子供も心安らかな日々を送ることができるのだ。

また、随所に心を揺さぶられる描写が出てくる。僕がもっとも凄い表現だと思ったのは、テルちゃんが帰ってきたと健志から電話で知らされた際の玲子を描いたこのシーン。
「言葉が出てこなかった。
嬉しさは無論だが、恥じる気持ちも、感謝もあった。眼にも鼻にも唇にも力が籠もり、玲子はなんとか職員室でそれが噴きでるのを怺えた。」

「ぶわん」とは、タガログ語で「月」という意味だ。タガログ語に三日月、半月、満月といった単語はなく、「ぶわん」というひとつの言葉しかないのだそうだ。月はいつだって真ん丸なのである。テルちゃんの心も真ん丸だ。だから、玲子の疑いの気持ちなどは杞憂以外のなにものでもなかったのだ。

『テルちゃん』には全三篇収められていて、次の『ばろっと』では、テルちゃんのフィリピン時代の子供がやってきて家族が賑やかになった一方で、やがて義母の最期のときが訪れる。感受性豊かなテルちゃんの、義母との感情の交感の様子が深い余韻を残す一篇だ。ラストの『おぼん』では、テルちゃんと結婚したいという男、周平が登場。となると、どう判断したらいいのかと健志の役割が重くなる。複雑な心境の健志、やがてその感情が爆発する。

今後、テルちゃんと周平が結婚したとする。その場合も、健志、玲子との親戚付き合い、いや家族の関係は続くだろう。当然、続けてくれますよね、玄侑宗久さん。『テルちゃん』を読めば、僕だけではなく、誰もがこの先もテルちゃんとその家族の様子を見守りたいと思うに違いないのだ。

そうそう、この物語では、テルちゃんが字を習いに通ってもいるお寺の和尚さんが何度か登場し、心に残る話を披露してくれる。読者はもちろん宗久和尚を想像してしまうのだが、これはもう役得だなあと嬉しくなってしまうのだ。

おすすめ本書評・紹介書籍

テルちゃん
玄侑宗久
新潮社小説] 国内
2008.08  版型:B6
価格:1,470円(税込)
>>詳細を見る

新着情報

2013/08/16[新着書評]
『きことわ』朝吹真理子
評者:千三屋

2013/08/15[新着書評]
『テルマエ・ロマエⅥ』ヤマザキマリ/「1~3巻は大傑作、4~6巻は残念な出来」
評者:新藤純子

2013/06/19[新着書評]
『高円寺 古本酒場ものがたり』狩野俊
評者:千三屋

2013/06/18[新着書評]
連載「週末、たまにはビジネス書を」第11回
『くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ』熊本県庁チームくまモン

評者:蔓葉信博

2013/05/12[新着書評]
『フィフティ・シェイズ・ダーカー(上・下)』ELジェイムズ
評者:日向郁

2013/04/04[新着書評]
『クラウド・アトラス』デイヴィッド・ミッチェル
評者:千三屋

2013/03/15[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第10回 『投資家が「お金」よりも大切にしていること』藤野英人
評者:蔓葉信博

2013/02/18[新着書評]
『はぶらし』近藤史恵
評者:日向郁

2013/01/31[新着書評]
『知的唯仏論』宮崎哲弥・呉智英
評者:千三屋

2012/01/30[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第9回 『思考の「型」を身につけよう』飯田泰之
評者:蔓葉信博

2013/01/25[新着書評]
『醤油鯛』沢田佳久
評者:杉江松恋

2013/01/18[新着書評]
『秋田寛のグラフィックデザイン』アキタ・デザイン・カン
評者:千三屋

2013/01/17[新着書評]
『空白を満たしなさい』平野啓一郎
評者:長坂陽子

2013/01/15[新着書評]
『箱根駅伝を歩く』泉麻人
評者:千三屋

2013/01/11[新着書評]
『世界が終わるわけではなく』ケイト・アトキンソン
評者:藤井勉

2012/12/21[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第8回 『ネンドノカンド 脱力デザイン論』佐藤オオキ
評者:蔓葉信博

2012/12/19[新着書評]
『デザインの本の本』秋田寛
評者:千三屋

2012/12/12[新着書評]
「さしたる不満もなく私は家に帰った」第2回「岸本佐知子『なんらかの事情』と近所の創作系ラーメン屋」
評者:杉江松恋

2012/11/28[新着書評]
『ニール・ヤング自伝I』ニール・ヤング
評者:藤井勉

2012/11/22[新着書評]
『日本人はなぜ「黒ブチ丸メガネ」なのか』友利昴
評者:新藤純子

2012/11/21[新着書評]
『私にふさわしいホテル』柚木麻子
評者:長坂陽子

2012/11/19[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第7回 『老舗を再生させた十三代がどうしても伝えたい 小さな会社の生きる道。』中川淳
評者:蔓葉信博

2012/11/15[新着書評]
『格差と序列の心理学 平等主義のパラドクス』池上知子
評者:新藤純子

2012/11/09[イベントレポ]
兼業古本屋のできるまで。とみさわさん、なにをやってんすか

2012/11/08[新着書評]
『機龍警察 暗黒市場』月村了衛
評者:大谷暁生

2012/11/02[新着書評]
『なしくずしの死』L-F・セリーヌ
評者:藤田祥平

2012/10/31[新着書評]
『エコー・メイカー』リチャード・パワーズ
評者:藤井勉

2012/10/30[新着書評]
『文体練習』レーモン・クノー
評者:藤田祥平

2012/10/25[新着書評]
『生きのびるための建築』石山修武
評者:千三屋

2012/10/24[新着書評]
『占領都市 TOKYO YEAR ZERO Ⅱ』デイヴィッド・ピース
評者:大谷暁生

2012/10/23[B.J.インタビュー]
「この翻訳家に聞きたい」第3回 藤井光さんに聞く「アメリカ文学の"音"って?」(後編)
インタビュアー:石井千湖

2012/10/22[B.J.インタビュー]
「この翻訳家に聞きたい」第3回 藤井光さんに聞く「アメリカ文学の"音"って?」(前編)
インタビュアー:石井千湖

2012/10/19[新着書評]
『最後の授業 ぼくの命があるうちに』ランディ・パウシュ、ジェフリー・ザスロー
評者:日向郁

2012/10/18[新着書評]
『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』ファブリツィオ・グラッセッリ
評者:相川藍

2012/10/17[イベントレポ]
ミステリー酒場スペシャル ローレンス・ブロック酒場Part1

2012/10/16[イベントレポ]
ブックレビューLIVE:杉江VS米光のどっちが売れるか!?

2012/10/15[イベントレポ]
ミステリ酒場スペシャル ローレンス・ブロック酒場三連発 PART2~泥棒バーニー、殺し屋ケラー編&ブロックおもてなし対策会議~

2012/10/15[新着書評]
『犬とハモニカ』江國香織
評者:長坂陽子

2012/10/10[新着書評]
『Papa told me cocohana ver.1 丘は花でいっぱい』榛野なな恵
評者:千三屋

2012/10/08[イベントレポ]
“その日”が来てからでは遅すぎる! あなたの知らないお葬式のすべて?ボッタクリの秘密から納得のエコ葬儀プランまで

2012/10/04[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第6回 『本気で売り上げを伸ばしたければ日経MJを読みなさい』竹内謙礼
評者:蔓葉信博

2012/10/03[新着書評]
『青い脂』ウラジーミル・ソローキン
評者:藤井勉

2012/10/02[イベントレポ]
松本尚久さん、落語の楽しみ方を教えてください!

2012/10/01[新着書評]
『ヴァンパイア』岩井俊二
評者:長坂陽子

2012/09/27[新着書評]
『A Life of William Inge: The Strains of Triumph』ラルフ・F・ヴォス
評者:新藤純子

2012/09/25[新着書評]
『鬼談百景』小野不由美
評者:挟名紅治

2012/09/24[新着書評]
『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ
評者:長坂陽子

2012/09/20[新着書評]
『銀の匙』中勘助
評者:藤田祥平

2012/09/18[新着書評]
『最初の人間』アルベール・カミュ
評者:新藤純子

2012/09/14[新着書評]
『その日東京駅五時二十五分発』西川美和
評者:相川藍

2012/09/13[新着書評]
『無分別』オラシオ・カステジャーノス・モヤ
評者:藤井勉

2012/09/12[新着書評]
『鷲たちの盟約』(上下)アラン・グレン
評者:大谷暁生

2012/09/11[新着書評]
『ラブ・イズ・ア・ミックステープ』ロブ・シェフィールド
評者:日向郁

2012/09/10[新着書評]
『嵐のピクニック』本谷有希子
評者:長坂陽子

2012/09/07[新着書評]
『本当の経済の話をしよう』若田部昌澄、栗原裕一郎
評者:藤井勉

2012/09/06[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第5回 『戦略人事のビジョン』八木洋介・金井壽宏
評者:蔓葉信博

2012/09/05[新着書評]
『ひらいて』綿矢りさ
評者:長坂陽子

2012/09/04[新着書評]
『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』フリードリヒ・デュレンマット
評者:藤井勉

2012/09/03[新着書評]
『かくも水深き不在』竹本健治
評者:蔓葉信博

2012/09/01[新着書評]
『残穢』小野不由美
評者:挟名紅治

2012/08/31[新着書評]
『わたしが眠りにつく前に』SJ・ワトソン
評者:長坂陽子

2012/08/28[新着書評]
『芸術実行犯』Chim↑Pom(チン↑ポム)
評者:相川藍

2012/08/27[新着書評]
『ぼくは勉強ができない』山田詠美
評者:姉崎あきか

2012/08/16[新着書評]
『オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ』森達也
評者:長坂陽子

2012/08/10[新着書評]
『セックスなんか興味ない』きづきあきら サトウナンキ
評者:大谷暁生

2012/08/08[新着書評]
『深い疵』ネレ・ノイハウス
評者:挟名紅治

2012/08/07[新着書評]
【連載】 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第4回 小林直樹『ソーシャルリスク』
評者:蔓葉信博

2012/08/03[新着書評]
『はまむぎ』レーモン・クノー
評者:藤井勉

2012/08/02[新着書評]
『清須会議』三谷幸喜
評者:千三屋

2012/07/31[新着書評]
『岡崎京子の仕事集』岡崎京子(著)増渕俊之(編)
評者:相川藍

2012/07/30[新着書評]
『月と雷』角田光代
評者:長坂陽子

2012/07/28[新着書評]
『ことばの食卓』武田百合子
評者:杉江松恋
2012/07/18[新着書評]
『図説 死因百科』マイケル・ラルゴ
評者:大谷暁生

2012/07/13[新着書評]
『最果てアーケード』
小川洋子
評者:長坂陽子

2012/07/12[新着書評]
『なぜ戒名を自分でつけてもいいのか』橋爪大三郎
評者:千三屋

2012/07/05[新着書評]
『少年は残酷な弓を射る』(上・下)
ライオネル・シュライヴァー
評者:長坂陽子

2012/07/04[新着書評]
『未解決事件 グリコ・森永事件~捜査員300人の証言』NHKスペシャル取材班
評者:挟名紅治

2012/07/02[新着書評]
『女が嘘をつくとき』リュドミラ・ウリツカヤ
評者:藤井勉

2012/06/29[新着書評]
連載 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第3回 三浦展『第四の消費』
蔓葉信博

2012/06/27[新着書評]
『シフォン・リボン・シフォン』近藤史恵
評者:相川藍

2012/06/26[新着書評]
『湿地』アーナルデュル・インドリダソン
大谷暁生

2012/06/22[新着書評]
『話虫干』小路幸也
長坂陽子

2012/06/20[新着書評]
『彼女の存在、その破片』野中柊
長坂陽子

2012/06/15[新着書評]
『新人警官の掟』フェイ・ケラーマン
日向郁

2012/06/14[新着書評]
『俳優と超人形』ゴードン・クレイグ
千三屋

2012/06/13[新着書評]
『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』北原みのり
長坂陽子

2012/06/12[新着書評]
『WOMBS』白井弓子
大谷暁生

2012/06/11[新着書評]
『21世紀の世界文学30冊を読む』都甲幸治
藤井勉

2012/06/08[新着書評]
『愛について』白岩玄
評者:相川藍

2012/06/06[新着書評]
『柔らかな犀の角ー山崎努の読書日記』山崎努
挟名紅治

2012/06/04[新着書評]
『夜をぶっとばせ』井上荒野
長坂陽子

2012/06/01[新着書評]
「七夜物語』川上弘美
長坂陽子

2012/05/30[新着書評]
連載 蔓葉信博「週末、たまにはビジネス書を」
第2回 高畑哲平『Webマーケティング思考トレーニング』
蔓葉信博

2012/05/23[新着書評]
「ピントがボケる音 OUT OF FOCUS, OUT OF SOUND』安田兼一
藤井勉

2012/05/21[新着書評]
「飼い慣らすことのできない幻獣たち」
『幻獣辞典』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
藤田祥平

2012/05/16[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第18回」
「その名は自己満足」
長坂陽子

2012/03/30[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第17回」
「そのプライドが邪魔をする」
長坂陽子

2012/02/28[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第16回」
「恋のリスクマネジメント」
長坂陽子

2012/02/15[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第15回」
「非華奢女子の生きる道」
長坂陽子

2012/02/02[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第14回」
「パターン破りの効用」
長坂陽子

2012/01/31[新着書評]
『最高に美しい住宅をつくる方法』彦根明
評者:相川藍

2012/01/20[新着書評]
『ペット・サウンズ』ジム・フジーリ
評者:藤井勉

2012/01/17[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第13回」
胸だけ見ててもモテ期はこない
長坂陽子

2012/01/11[新着書評]
連載「長坂陽子 ロマンスの神様願いを叶えて第12回」
「恋で美しくなる」は本当か
長坂陽子

2012/01/10[新着書評]
「旧式のプライバシー」
『大阪の宿』水上滝太郎
藤田祥平


Internet Explorerをご利用の場合はバージョン6以上でご覧ください。
お知らせイベントBook Japanについてプライバシーポリシーお問い合わせ
copyright © bookjapan.jp All Rights Reserved.